チュウヤギャクテン。

主にSHISHAMOのライブレポートや遠征記を綴っています。

2021年のこと。

 今年はわりとコンスタントに記事を書いていたのでまとめはもういいかな、なんて思いましたが、毎年書いてるので今年も1年を振り返ってみます。


 コロナの影響は依然として続いているものの、去年に比べるとライブの本数が増え、エンタメ業界全体で状況は回復しつつあるように思います。SHISHAMOとしても、2年ぶりに全国ツアーを開催。「マスク着用」「声出し禁止」等のルールの下ではありますが、今年ツアーを回れたことは間違いなくバンドにとって大きな希望になったと思います。FCツアーを除いてコロナ禍初のワンマンとなった春の野音、こちらも2年ぶりの開催でした。『SHISHAMO NO YOUTUBE!!!』でも語っていましたが、本人達も野音のワンマンは自由に音楽を楽しめるということで大事にしているみたいなので、来年以降も続けてほしいです。

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 今年のライブ本数は、ワンマン10本(野音:2、ツアー:8)、対バン1本、フェス9本の計20本。キュウソのツアーにお呼ばれして久し振りに対バンライブが観れました。過去に披露していた「ウィーアーインディーズバンド!!」に加えて“新規”のカバーも聴けて満足度の高い公演でした。

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 出演するフェスは大半が毎年同じであり、全体のラインナップも代わり映えしないことが多いのですが、アコースティックオンリーの『New Acoustic Camp 2021』に出演したのは新たな挑戦でした。オーガナイザーのTOSHI-LOWさんとは交流あるのかな?(『THINK of MICHINOKU』は全員直電で出演依頼したそうだけど朝子の連絡先知ってるとは思えない)と気になっていましたが、2016年にイベントで初対面だったとのこと。(「ラジオでニューアコ」より)私自身、今回は参加を断念し見逃してしまったので、是非また呼んでいただきたいですね。アコースティックはワンマンでは野音のイメージが強いですが、今後も積極的に取り入れてほしいです。

 開催されたフェスがある一方で、残念ながら今年も中止になってしまったフェスが複数ありました。SHISHAMOが出演を予定していたものを挙げると『ARABAKI ROCK FEST.』『METROCK』『京都大作戦』『SWEET LOVE SHOWER』。その中でも大作戦は2年前のSiM主催の『DEAD POP FESTiVAL』の出演をきっかけにお誘いいただき今年初出演の予定で、ゴリゴリパンク系メインのメンツの中のアウェイな空間でのライブということもあり楽しみにしていたので残念でした。早くも来年の日程が発表されていますが、今年中止になった2週目の振替は1週目の7/2(土)・3(日)に充てられるとのこと。出演者は全日程調整中のようですが、呼んでくれるといいなぁ。

 アラバキの中止は同時期の他地方のフェスが無事開催されたこともあり心苦しい結果となってしまいましたが、TOSHI-LOWさんを筆頭に急遽行われた『THINK of MICHINOKU』が全て浄化してくれました。SHISHAMOの出演はありませんでしたが、20周年記念の名物企画“GTR祭”に朝子がゲストアーティストとして出演し、錚々たる方々をバックにTRICERATOPSの「Raspberry」を歌唱。朝子はその時のことを『めちゃくちゃ怖かった』と「音楽と人」で語っていましたが、フジテレビNEXTの完全版ではフルサイズでオンエアされ、個人的に今年一番の収穫でした。。

 11月からスタートした全国ツアーはアルバムを引っ提げたツアーであり、6月に1年半ぶりのフルアルバム『SHISHAMO 7』をリリース。毎年フルアルバムを出していることに対して『当たり前だと思ってるでしょ?』とリリースを発表した野音でお客さんに投げかけていましたが、本当に異例のスピードですよね。ミニアルバムを挟むことはあっても、フルを毎年というのは凄い。河津さんがいなくなり「テレビ出れるのかな…」なんて心配をしていましたが、地上波の音楽番組に多数出演。その中でも「MUSIC BLOOD」の出演は念願だったので嬉しかったです。地上波でBUMPのカバーを披露する日が来るとは…永久保存版になりました。朝子がマンスリープレゼンターを努めたJ-WAVE「WOW MUSIC」も贅沢な番組でした。さわおさんと福岡で何を話したのかが気になりますが、各回映像もあり充実の内容。『7』は今までで一番というぐらいプロモーションに力入れてましたね。

 先日公開された『SHISHAMO NO YOUTUBE!!!』後編の年表に登場しなかった内容を挙げると、年始早々にインスタの公式アカウントを開設。4月には「君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!」がロッテZEROアイスのWEB CMソングに抜擢、メンバーも出演。11月末には山本彩さんの代役として約1年ぶりに「SPARK」のナビゲーターを担当。来月からは新ナビゲーターへ交代ということで1ヶ月限定となりましたが、定期的に近況が聞けるレギュラーラジオはやっぱりいいですね。

 その他、朝子単独の活動として、宝塚「CITY HUNTER」の劇中歌を提供。朝子は「いつもと違う感じだと思うんだけど…」と言っていましたが、聴いたらすぐに朝子の曲とわかった、という意見が多く自分もそう感じました。SHISHAMOが関わらなかったら生涯で観劇することはなかったと思うので、良い機会でした。そういえばBlu-rayリリースされてたっけ、と思い出し先程注文しました。Amazon楽天ブックスでは公式のオンラインショップより少々お安く買えます。朝子が提供した「WONDERLAND」を含むライブ音源はiTunesで販売されていますが、曲提供の他ギターも弾いてるというのはインスタライブで朝子が言うまで気が付きませんでした。

雪組 大劇場「CITY HUNTER」 (ライブ)

雪組 大劇場「CITY HUNTER」 (ライブ)

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 そして、8月からSSTVで放送開始となった斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN / XIIX)のレギュラー番組「斎遊記」の初回ゲストに出演。「君と夏フェス」とaikoの「花火」の見応えのあるセッションの他、トークもたっぷり。ソロをやりたいと思わない理由、を知ることが出来たのも良かったです。次回が最終回ということで半年限定の番組となりましたが、初回に呼んでいただけて本当に感謝。春の対バンツアーのゲストにユニゾンはいなさそうな気がしていますが、いつかまた対バンしてほしいです。XIIXでもいいよ。(SPARKで「Fantome」かけてましたね)

 今年はコロナ禍はまだ完全に明けていないものの、アルバムリリース、ツアー、フェス出演と非常に充実した1年でした。来年は春にバンド史上初の対バンツアーの開催が決定しています。ツアーの感想の記事にも書きましたが、デビュー9年目にして初めてのことが待っているなんて、本当にワクワクが止まらないです。来年も楽しみにしています。

 最後に。「音楽と人」で『もうちょっとやるだろうな』という言葉を聞けて本当に、本当に嬉しかったです。SHISHAMOの10周年、というのは少し前までは全く想定していませんでしたが、現実味を帯びてきて今からすでに泣きそうになってます。「MUSICA」2016年9月号で『結婚したら音楽をやめなくちゃいけないの?』という問いに対して『結婚してもバンドをやるって、すっごい大変じゃないですか』と言っていました。年を重ねて結婚や出産が“夢物語”でなくなった今、人生観が変わったのかどうか気になるところではありますが、私はSHISHAMOが続いていく限り応援をやめるつもりはないので、これからもSHISHAMOと一緒に年を取っていけたらいいなと思います。皆様来年もよろしくお願いします。