チュウヤギャクテン。

主にSHISHAMOのライブレポートや遠征記を綴っています。

SHISHAMO NO YAON!!! 2021を終えて

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 『SHISHAMO NO YAON!!! 2021』東西ともに終了。野音について単独でブログ記事アップしたことはなかったみたいですが、次のワンマンがいつになるかわからないのと、FC限定を除けば今回がコロナ禍における初ワンマンということで記録しておこうと思います。日比谷は残念ながらチケット取れなかったので、私が参加したのは大阪公演のみになります。

 
 17日土曜日大阪の天気は…雨。1週間前から天気予報は複数サイトチェックしていましたが、各所とも狙い撃ちしたかのように金曜夜~土曜にかけて雨。夜は止むみたいだけど開演中は降ってしまいそうな予報。

 初回の2015年の日比谷野音の時(下記参照)のように奇跡の晴天を祈っていましたが、日中は降水確率100%になっていたこともあり諦めモードでレインコート準備。

 いざ当日、大阪には15時半頃着きましたが、予報通り雨。本降りではないものの雨具無しで凌ぐには厳しいレベル。開場中も降り続いていました。2015年のトレジャー、2016年のSLS、2017年のRSRの全てを経験していますが、野外ワンマンつまりは野音で雨というのは今までなかったので、SHISHAMOのお客さんが雨具を身にまとっている姿は何だか新鮮でした。

 ライブ中に雨が止むことを祈りながら開演。登場は、今回のイラストになぞらえて3人とも自転車に乗って登場。上手のステージ袖にハケた後リターンし各々の定位置へ。吉川が2人を引いて、…ということはさすがになかったですが(笑)、3人とも転倒せず無事登場出来て一安心。MCで緊張したって言ってました。自転車はメンバーカラーということでこの時と同じ物かと思いましたが、

 「マネージャーから貰った自転車を盗まれた」という話を以前MCでしていたのと、よく見比べると形状が違う気がするので私の思い違いの可能性が高いです…。(そんなに何台もマネージャーから自転車貰わないよな…)

 斬新な登場の仕方でしたが衣装も普段と違い、朝子はライブでは初の長いパンツスタイル。スポーツ報知の日比谷の記事では見出しになっていたほど。

 大阪では特に触れていませんでしたが、日比谷では「生足楽しみにしてきた人には返金処理する」と言っていたそう。『もうパーカー着て原っぱで寝そべれないみたいなところあるじゃないですか(笑)』と同じような発想で、生足は今後封印だったら残念ですがあくまでも防寒のためだと思いたい。

 1曲目は先日の『START UP!!』でライブ初披露した「君の目も鼻も口も顎も眉も寝ても覚めても超素敵!!!」。『START UP!!』の時は、サウンドチェックでピアノが登場したので「え、壊したんだ!?フェスで初出し嘘でしょ!?」とか思っていたら超素敵!!!のAメロでギター抱えた状態で片手でピアノ弾き始める、という全く見当違いなことが起こり気付いたら曲終わってしまっていたので、今回は集中して聴けて良かったです。サビは乗れるしこんなにライブ映えする曲だとは思っていませんでした。

 開演時は小雨状態でしたが、最初のMCの時点ですっかり雨は止んでいました。17時から曇りに変わる予報はあったものの、本当に止んだから凄い。等々力の件により晴れバンド伝説は崩れてしまったかと思いましたが、晴天のイメージの野音で見事に発揮してくれました。青空を見上げながら、朝「野音はやっぱりこうでなくっちゃね」、本当にその通り。私は開演直前にレインコート着ましたが、10分で後悔しました…。。

 アルバム引っ提げツアーと違いセットリストの自由度が高い野音ワンマン。レア曲、と言えるほどかはわかりませんが、今回の中で珍しそうな曲は「すれちがいのデート」「デートプラン」「花」「中庭の少女たち」「笑顔のとなり」「あの子のバラード」あたりでしょうか。「すれちがいのデート」~「デートプラン」はありそうでなかった流れ。「中庭の少女たち」をファルコンで弾くのは初めて見た気がしましたが、次が「きっとあの漫画のせい」だからなのか前々からなのか記憶が曖昧…。ここ数年でも何度か演奏してるけどギター変えてたっけ。

 先日『SOUND SHOOTER Vol.16』という弾き語りのイベントを観に行ったのですが、その時にピロウズさわおさんが言っていたこと。『1部だけ来た人も2部だけ来た人も両方来た人も満足出来るようにちょこっとセットリスト変えてみたり。この曲とこの曲のトレードはありかなー、とか』今回の野音では「またね」⇔「ほら、笑ってる」、「ひっちゃかめっちゃか」⇔「真夜中、リビング、電気を消して。」が日比谷と大阪での変化点。「またね」はトレードしちゃだめだろー!!!と個人的には思いましたが、SHISHAMOの楽曲の中でベスト3に入るほど好きな「真夜中、リビング、電気を消して。」(これあまり主張したことない気がする)が聴けたので大満足。「またね」はそれほど特別好きな曲ではないのですが…ライブレポートや音楽レビューで有名なむらたかもめさんが“前半のハイライト”と書いていたので、聴いてみたかったですね。セトリのトレードについてはネタバレなしで観ていた時は5~7、10曲目あたりも変わってそうだなーと思っていたので思いのほか一緒だったなという印象です。ちなみに「ほら、笑ってる」は2019-2020のツアーの時は「熱帯夜」と日替わりでした。

 最後のMCで「あと2曲」と聞いた時点で予想はついていましたが、本編ラスト2曲は「明日も」と「明日はない」。フェスの時も思ったけど「明日はない」でライブ締めるのめちゃくちゃカッコいい。

 本編終了後、運ばれてくる楽器達。「あーそっか、アコースティックやってなかったのか」ライブが良すぎてこの瞬間まで気付きませんでした…。野音でのアコースティックは定番になりつつありますが、2016年の夜空編を除き、明るい時間帯にやっていたのでなるほどなーと。1曲目はまだ見ぬ新曲、2曲目は2018-2019追加公演以来の「あの子のバラード」。3曲目は『YouTube Music Night』で初出しの「BYE BYE」。これが夜空と照明が絶妙に合っていて、個人的には間違いなく今回の野音のハイライトでした。YouTubeで公開されているバージョンと異なった点は、Aメロ終わり?のギターのキメのところ、っていうんですかね、ここが今回は彩ちゃんがグロッケンで鳴らしてました。その直後にタンバリンが1発があることから、片手で叩いていたので大変そうでした…。

www.youtube.com

 最後に6月30日にリリースされる『SHISHAMO 7』から新曲を1曲披露。アコースティックで披露した曲も含めて、これかな~と思う曲はありますが、リリースもしくはラジオで初解禁される時に答え合わせをするのを楽しみにしています。

 君と夏フェス、量産型彼氏、恋する等の定番曲の多くを外した、野音ならではのセットリストでした。「壊したんだ」は聴けませんでしたが、この曲のライブ演奏は2016年城ホの夏の恋人初披露を超えるものが観れると思っているので、アリーナドセンターで可能ならグランドピアノで、なんて妄想しています。いつか実現してほしい。

 MCについてはnoteに覚書をアップしています。話の順序や細かなニュアンスの差異は多々あると思いますが、間違ってるよーって箇所がある場合はご指摘お願いします…!

 MCで言っていた「1年に1回アルバム出るなんて普通ない」ってやつ、最初聞いた時は「そうか?」って思ってしまいましたが、16年やっているUNISON SQUARE GARDENが8枚なのでやっぱり凄いことなんですね。当たり前のことではない、ということを改めて実感しました。

 日比谷のチケットが取れなかった、と最初に言いましたが、FC先行以外は落選の声がほとんどだったのでFC限定ツアーの時と同様に激戦だったようですね。一方の大阪は感染者数急増の影響もあり、チケットトレードでも多数出品が見られました。FC限定ツアーの時と異なるのは2枚まで申込可ということ。“グループの場合席を空けなくてもよい”というルールがあるのでどうなるかと気になっていましたが、連番も含めて1席空きの配置でした。連番は空けない席配置故に1枚申込はかなりの割合で落選、とかいうふざけたアーティストもいたりしたので…。そもそも全席ガン詰めっていう公演も私が最近行ったライブであったりしたけど、このルールって厳守する必要ないんだっけ…。まぁ1席空けたところで大して変わらないのですが、やっぱり安心感はありますね。

 何より。雨が上がって本当に良かった。そして、ライブが素晴らしかった。この状況なので中止を覚悟していましたが、開催していただき本当に感謝。生きる希望をありがとう。次のライブは丁度2週間後のVIVA LA ROCK。鹿野さんと有泉さんのインスタライブを見ながらこの記事を書いていましたが、“中止のシミュレーションは1%もない”ということで、健康に気を配りながら2週間後の開催を待ちたいと思います。『SHISHAMO 7』も楽しみにしています。