1年

　日比谷野音で朝子が結婚発表してから今日で1年。『なんも変わらん』と本人が言っている通りあれからこれと言って大きく変わったことはなく（こう言われて嬉しいかどうかはわからんが）、今もなおお相手の顔も年齢も職業も何もわからないままで唯一わかっているのは呼び方ぐらいですが、丁度1年前の今日のブログの内容が凄すぎて、なんて素敵なんだろう、と定期的に読み返しています。

　私個人としては…あれから劇的に変わりました。具体的に何が変わったかについて書いていきます。

　まず第一に挙げるとすれば、仕事のことです。今の会社で一生働きたいとは入社した頃から思っていませんでしたが、SHISHAMOはそんなに長くやらないだろうから、SHISHAMOが続いている間はいいか、…と思っていました。ライブに行けなくなるのが、全通出来なくなるのが怖かったからです。そんなこんなで今まで生きてきましたが、まさか10周年まで続くとは思っていませんでした。朝子の結婚＝SHISHAMOの解散、そう思い込んでいましたが実際はそうではなく、これからも当たり前に続いていくと。それは本当に涙が出るほど嬉しいことですが、そうなると私は一体いつまでここで働くのだろうか…なんてことを考え始めました。まだ行動に移せていないものの、今まで本格的に転職について考えたことはなかったので、これは私にとって凄まじい変化です。3月4日の大阪城ホールでの朝子の『私はこれ（音楽）をやめられないかもしれない』という言葉を聞いて、今の生活を変えることを決断しました。

　いつだったか『全通出来るのは実家だから』みたいなこと書かれましたが、その通り、今はまだ実家暮らしです。大学進学でせっかく親元を離れられたので本当はもう戻りたくなかったのですが『生活出来るわけない』と言われ、名古屋にしなさいと言われ、その頃は本当にお金がなかったのでそうするしかありませんでした。その後も何度か一人暮らししたいと言ってきましたが、『お金貯まらない』『もったいない』と言われ続け、認めてもらえませんでした。自分の親を毒親だと思ったことはありませんでしたが、ちょっとおかしいのでは？…と思い始めました。ただし実家の立地が良く通勤にも遊びに行くにも便利なので、『もったいない』という点についてはそう思ってしまう部分もありました。

　親は転職について反対するのはわかりきっているので、ここに居る限り無理な話なわけで。転職したい理由は職種（SE）は希望通りだけど作りたいものが違うのと、業務形態（今は客先常駐）を変えたいからなのですが、それをそれとなく言ったら全く理解してもらえませんでした。転職のことを抜きにしても、同居によるストレスが限界にきているので、今の生活を変えるためにはまずはここを出ようと。改めて家出たいと本気で言ったらグチグチと言われはしましたがとりあえずOKしてもらえました。物件の希望条件が多すぎてまだ何も決まっていませんが、すぐに引っ越せるように色々と準備を進めています。これからも全通出来るのか？という点については、完全にSHISHAMO一筋にしてそれなりに節約して生活していけば何とかなる計算です。

　最近余裕がなくなって楽しみなはずの週末の予定を100%楽しめなくなってしまっていますが、日常が充実していればそれも変わるのではないか、と。仕事もプライベートもどちらも100%好きなことをやるのは無理なのか、いずれにせよもう手遅れなのでは、と思い現状維持してきましたが、やっぱり諦めたくないので実現させたいです。

　ここまで読んで、結局なんも変わっとらんやん、…と思われるかもしれませんが、ここから変えていきたいです。その上で、SHISHAMOの10周年イヤーを全力でお祝いしたい、20代ラストイヤーを絶対充実させたい、と今はとても前向きです。転職は上手くいくかわかりませんが、少しも妥協したくないので転職先が決まるまでは今の職場で頑張ります。若干重めの内容になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。