チュウヤギャクテン。

主にSHISHAMOのライブレポートや遠征記を綴っています。

2022年のSHISHAMO

 今年はSHISHAMOとして大きな節目の年になったと思います。例年通り1年を振り返ってみます。

 今年のライブ本数はワンマン12本、対バン6本、フェス17本、学園祭2本の計37本。コロナ禍以前は50本前後、多い年はそれ以上ライブをしていたのでそれと比べるとまだまだ少なくはなりますが、2020年の19本(内1本は無観客)、2021年の20本からは倍近くに増えました。その要因として挙げられるのはフェスの本格的な再開。去年は中止になってしまったフェスがいくつかありましたが、今年はコロナの影響で中止になったフェスは私の知る限りではありませんでした。(『WILD BUNCH FEST.』のみ台風の影響で中止)SHISHAMOとして初出演のフェスもあり、その中でも2019年のSiM主催『DEAD POP FESTiVAL』をきっかけにオファーされた、10-FEET主催『京都大作戦』にリベンジ出演出来たのは良かったですね。

 大きなトピックとしては、バンド史上初の対バンツアーを開催。去年のワンマンツアーの札幌公演で発表された時は本当に驚き、どんなライブになるのか当日まで想像もおつきませんでしたが、全公演アンコールでゲストの楽曲をセッション。初日のスカパラとの対バンでは朝子が歌モノにゲスト参加、「明日も」を生ホーンを交えて演奏と貴重なことづくしで、この日はこれまでのSHISHAMOの活動において歴史に残る1日になりました。ピロウズは今までのお返しとして「量産型彼氏」、フジファブリックは「明日も」のカバーを披露するという予想外の展開も。公演毎のレポートは以下記事に残してあります。

danr.hatenablog.com

 秋には1年ぶりのワンマンツアーを開催。”初めて訪れる街”というコンセプトとはいえどういうセレクトなのか…とツッコまずにはいられない会場ばかりではありましたが、各地前乗りをし観光を楽しんでいたようですし、メンバーにとって充実のツアーになったのではないかと。セミファイナルの愛媛県西予市のライブでは、本編ラストの「恋する」でアウトロ前のブレイク部分で拍手が起こってしまい「恋する知らないじゃん(笑)」みたいな空気になりましたが、朝子は「そういう人達がライブに来てくれるのすごく嬉しい」と後日ししゃモバラジオで言っていました。家族連れや初めてSHISHAMOのライブに来る人が今までのツアー以上に多かった気がします。

 ワンマンツアーの滋賀公演をもって、SHISHAMOとしてのライブ47都道府県制覇。ツアーの他に佐賀県唐津市で開催の今年新設のフェス『Karatsu Seaside Camp』の存在も大きかったかと。但し、ワンマンはまだ佐賀では出来ていないので、残りの岩手と徳島も含めて近いうちに期待しています。

 個人的に印象に残っている今年のライブは、秋のワンマンツアーの最中に開催された『京都音楽博覧会』。リアルサウンドのライブレポートで兵庫さんも書いていますが、10年間やってきたことが間違っていなかった、とメンバーが実感するほどのステージ…くるりをリスペクトしているのは知っているけど、それほどまでのものなのか…ととても驚きました。1曲目にサプライズでカバーも披露し、この日限りのスペシャルな内容でした。

realsound.jp

 ライブの振り返りとしては、その他では2017年ぶりに学園祭に出演。2016年に朝子&吉川が大学4年の年、ということで当時は学生と同世代でしたが今年28歳。久し振りの学園祭ということもあり「まだ同世代の気分」とのことでした。これを聞いて、確実に年をとっているんだなぁということを改めて感じました…。

 11月13日にCDデビュー10周年目に突入。同日にラ チッタデッラ噴水広場にて3回目のフリーライブ開催。来年2月には初のコンセプトアルバム『恋を知っているすべてのあなたへ』のリリースが決まっています。先日公開されたSPICEのインタビューによると、とてもやりたかった企画のようですね。野音で言っていた”恋するSHISHAMO”の答え合わせが出来たような気がします。今年はアルバムのリリースはありませんでしたが、配信シングルを4曲リリース。10周年は”恋するSHISHAMO”を推していくのであれば『SHISHAMO 8』のリリースはまだ暫く先かなぁ…なんて思っていますが、「当たり前と思ってるでしょ?」とまた朝子に怒られてしまいそうなので気長に待ちます。

 去年の1月1日にSHISHAMOのインスタ公式アカウントが開設されましたが、今年の2月には3人各々個人アカウントを開設。朝子にDM送れてしまうなんて…なんという世界線…(本当に読んでくれているみたいだし)。プライベートの投稿や自宅からのインスタライブなど、ファンとしてはたまらないので個人アカウントは本当に嬉しいです。

 「ソロをやりたいとは思わない」というのは去年の段階で各所で言っていましたが、そんな中でも3年ぶりの『オハラ☆ブレイク』の出演、シンリズムくんとの久し振りの共演も見られ、怒涛の日程の中福島まで足を運んだ甲斐がありました。

danr.hatenablog.com

 そして。とても大きな、大きすぎるトピックとして、6月11日の日比谷野音ワンマンで発表された朝子の結婚。当日にアップされたししゃモバのブログ、なんて素敵なんだろう、と半年経った今でも何度も読み返しています。

danr.hatenablog.com

 最新のブログでは、昔と比べて変わらないことの方が圧倒的に多い、と語っていました。数年前と比べると、MCでの口の悪さが少しは丸くなったなぁ、…とか変わったと思うところはいくつかあるのですが、結婚する前と後で言うと、確かに何も変わらないなぁと。こう言われてどう思うかはわかりませんが…変わらずにいてくれること、数少ない変わったことがSHISHAMOを続けようと思ってくれたこと、それが本当に本当に嬉しいです。お相手についてはあのブログに書かれている以外の情報はわからないままで、それはわからないままでよいのですが(朝子のことは全部知りたいと言っておきながら面倒くさいオタク)、人妻と自分で言っておきながら結婚生活の話が全然出てこないのでそんな話も今後少しは聞きたいなぁ…なんて思ったり。ただ先日のししゃモバラジオのメールに対し「出産はキャリアとか影響するけど結婚はべつに…」みたいなことを言っていたので本当に何も変わらないのかもしれません。いずれにせよ、本当にもう…好きが止まらないです。上の記事にも書きましたが、こんなにも素敵な人を応援出来て本当に誇りです。今年の日比谷野音はワイドショーに取り上げられることはなかったので結婚発表の瞬間はどこにも映像に残っていませんが、自分の記憶の中に大切にしまっておきます。日比谷野音もその直後に演奏された「中毒」も、今まで以上に特別なものになりました。

 今年はSHISHAMOを、朝子をもっと好きになった1年でした。そして、これからのSHISHAMOがもっともっと楽しみになりました。大阪城ホール以降のワンマンは現時点では白紙ですが、来年のアラバキで”SHISHAMO 10周年スペシャル”と題したステージを届けてくれるようで。例年の周年企画のように錚々たるゲストをお招きしてのステージになるかどうか、詳細はまだ何も発表されていませんが、今年対バンツアーが行われていなかったら、それもイメージすら出来なかったと思います。10周年にまつわる”わくわくなこと”、ひとつ残らず追いかけていきます。2年後に30歳というのは本当に信じられませんが…これからもSHISHAMOと一緒に年を取っていきたいです。皆様来年もよろしくお願いします。