チュウヤギャクテン。

主にSHISHAMOのライブレポートや遠征記を綴っています。

コロナ禍突入直前の怒涛の10日間(主に列伝同騒会)の話

 お久し振りです。ブログというもの自体が時代遅れかもしれませんが、「列伝同騒会の話は、また改めてどこかに書けたら」と言っておきながら書けていないので、今更にはなりますが綴ります。今回はライブレポというよりは、どちらかというと遠征記に近いです。(この週は本当に怒涛だったので…)SHISHAMO以外の内容も含みますが興味のある方は以下よりどうぞ。

 
 遠征記、に入る前に、列伝について、SHISHAMO以外の3バンドについて少しばかり書こうと思います。

 去年の8月下旬に同騒会の開催が発表された時、私は「ついにきてしまった」と思いました。というのも。私は何を隠そう「スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR 2014」に行っていないからです。SHISHAMOのことは知ってはいましたが、興味を持ち始めたのがこの列伝から少し経った頃で、今みたいに本格的に追いかけ始めたのは2014年の後半。私のことを昔から応援していると思っている人がいるかもしれませんが、全然そんなことはありません。「卒業旅行ツアーに行きたかった」…とまでは言いませんが、もう少し早く知っていたら、と、この列伝ツアーに行っていないことがずっと心残りで、悔しかったです。知らなかった時代のことはどうしようもない、と割り切っていましたが、今回の同騒会の開催によってその悔しさが思い起こされてしまう。前にカワズさんに「古いファンになってきてる」とか言われましたが、それはつまり「もっと古い人もいる」ということ。当時の思い出を共有したかった、というよりは、単純に「自分が知らないSHISHAMOを知っている人がいる」ということが悔しかったんです。…ほんと馬鹿みたいですよね。

 KANA-BOONはセイヤさんが当時のことを「KANA-BOONのツアーになるんじゃないかと思った」と言っていた通り、4組の中では飛び抜けて売れていたので普通に聴いていて、バニラズは列伝ツアーを回っていた頃は聴いていなかったけどユニゾン主催の『fun tine ACCIDENT』をきっかけに聴くようになり、キュウソはというと…最初は非常~に苦手でした。。意味のない歌詞というのが基本苦手なので曲に馴染めなかったし、筋斗雲とか意味わからんし社会のしがらみの段ボールのくだりの内輪ウケ感もしかり。ただ、ヤンキー怖いを初めて見た時のインパクトは凄まじかったですね。牧くんが「ダイブはあったけど人の上を歩くっていうのはほんとに新しかった(笑)」と言っていたけど、本当に新しすぎて(笑)

 それが変わってきたのが2014年11月にキュウソのTAIMANツアーにSHISHAMOが呼ばれた頃。ウツロウココロのカバーを初めて披露したツアー。SHISHAMOが呼ばれた盛岡と長野はともにド平日だったのとその頃は今ほどはハマっていなかったのでそのツアーには行っていないのですが、あまりにもSHISHAMOのことを可愛がってくれているので曲聴いてみるか、と最初はそんな感じだった気がします。一通り聴いてみると単なる”ディスり”やコミカル路線の曲だけではないことがわかりました。「何も無い休日」とかね。あとはセイヤさんの嫌味のない面白さが何とも憎めない感じで…。フェスやイベント以外で初めて見たのは2014年12月のグドモの対バンツアーの神戸VARIT.。曲を聴き始めたのはこれに向けてでもあったのですが、そこですっかりハマってしまってワンマンにまで行くようになりました。それ以降はツアーの地元公演はもちろん、単発の大きなライブでは遠征するほどに。2015年8月のめざましライブでのSHISHAMOとのツーマン、2015年12月の川崎クラブチッタでのツーマン、2016年3月にはTAIMANツアーご褒美編として沖縄にまでフジファブリックSHISHAMOとのスリーマンを観に行きましたが、本当に楽しかった。今年3月にオンエアされた特番で朝子がコメントしていましたが、最近はまた歌う内容が変わってきてますね。最新アルバムの「冷めない夢」とか泣きそうになる。

 前置きが長くなりました。以下は私のどうでもいい遠征記と感想なので、本当に興味のある方だけどうぞ~。

2/1(土)~2(日) 東京・八王子Match Vox

 松岡のインフルエンザ発症に伴い延期となったSHISHAMOワンマンツアー名古屋の振替公演1日目から2日経過。この土日は当初は何もライブはない予定だったのですが、グッドモーニングアメリカがFC限定で「全曲披露」の活動休止前ラストライブをホームの八王子Match Voxで行うことを12月末に発表。(それまでは1月の東名阪ツアーが最後の想定でした)昔は遠征もしていたぐらいだったのですが、5th~6thアルバム辺りから曲が好きになれず、人気の右肩下がりっぷりにも耐えきれず…でここ数年はすっかり離れてしまっていて。行ってよいものかと迷いましたが行かなきゃ後悔する気がしたので4公演通し券を購入。2日間で昼夜2公演の計4公演、「全曲披露」の対象楽曲は107曲。最近はコロナの影響で公演時間を短めに設定し1日2公演というのも珍しくはありませんが、この時は2時間半フルの1日2公演。「全曲披露」って本当に凄いことだと改めて思います…。見る側も疲れたりはしましたが、本当に行って良かった。

  2公演目は19時開演、八王子からだと日帰りは厳しいので2日目も泊まるのは確定。本当は2泊同じホテルにしたかったのですが、翌日は仕事、八王子スタートだと出勤が遅れてしまうので極力西に戻っておきたい。退勤を後ろにずらせばいいか、と思ったりもしましたが、翌日は名古屋ではあるけどライブがあるので残業不可。…ということで、JR東海ツアーズの新幹線+宿泊パックを、宿泊は1泊のみで復路の日にちを1日ずらして1泊3日という形で使い、2日目の宿は別で予約する、というプランにしました。1泊目は会場からおそらく2番目に近いホテル。真冬の時期でしたが、コート置いてTシャツ1枚で行ける距離だったので便利でした。チェックアウト後、さすがに21時過ぎまでは荷物預かってくれないよな…と思いつつ駄目元で聞いてみたら快くOK。部屋はごく普通のビジネスホテルって感じではありましたが、Match Vox来る時はまた泊まりたいと思います。(今後機会があるかわかりませんが…)2泊目は新横浜駅付近のホテル。日曜日だからか、4000円代前半で泊まれました。

2/3(月) 愛知・Zepp Nagoya

 6:52新横浜発の新幹線乗車、8:54三河安城着、9:10出勤。この日は本来なら何もない空きの日で仕事して帰るだけのはずでしたが、SHISHAMO名古屋の振替公演2日目、…ということで17:10退勤、時間休1Hそれも遅刻して早退するという超イレギュラーな休暇申請。

 この日がツアーファイナルとなったわけですが、土日のスタンディング4公演の疲労のせいか、非常に体調が悪くMCの内容はまともに覚えていません。。この頃はホールツアーも等々力も全て中止になるなんて夢にも思わず。

2/4(火) 愛知・Zepp Nagoya

 列伝同騒会初日名古屋公演、会場は前日に引き続きZepp。この日は早退はしてるけど早出により8Hは稼働時間確保。体調はだいぶ回復。

 1発目のキュウソが本当に本当に楽しすぎた…。SHISHAMOはまさかのトリ。MCでは「列伝ツアーのことを“スペ伝ツアー”って言ってたけど全然浸透していない」「昨日もここでライブだったけど昨日こんな暑くなかった、涼しげにライブしてた」なんてことを話してました。

2/5(水) 大阪・Zepp Osaka Bayside

 2日目大阪公演。この日は8:00-16:00の計7H勤務で時間休1H取得。西へ行く時は三河安城~名古屋間も新幹線乗ってしまう時もあるけど、今回はどうだったっけ?と調べたら名古屋まではJRで移動していた。名古屋からは往復ともに新幹線。

 大阪のトリはバニラズ。自分のツイートにある通り、牧くんが「サイシンサイコウを更新してる」と言っていたけど、それって本当に凄いことだよね。当時はSHISHAMOはお酒飲めなかったからやっと飲めるーと思ったら「飲みません」と言われて切なかった、と話してましたが、相変わらず3人とも飲まないのかな。SHISHAMOのMCでは「お客さんが元気…!ししゃものワンマンはこんなんじゃない、穏やか~な感じなので…(笑)」なんて話してましたね。最近のワンマンは圧縮も一切なく最初から最後まで動かず見れることもあるけど、「曲を聴いてほしい」という朝子からしたらそれも良いんだろうか。

 ここまでで土日のグドモ含めて5日連続、計7公演。ライブを観ている時は平気でしたが、さすがに疲労に限界がきたのか、ホテルに着いた時にはHP0状態でベッドに倒れ込むぐらい疲れ切っていました…。ギリギリ帰れるか?とか思いましたが、会場がベイサイドというのもあり全然無理だったので泊まりにしておいて正解。新大阪周辺で1泊。翌朝始発の新幹線に乗りそのまま出勤、貴重な空き日のこの日は何時に帰ったっけ、と2月の出勤簿を見返してみたら、20:30で計11.5H働いてました。疲れてても定時過ぎると頭冴えてくるんだよね…。

2/7(金) 福岡・Zepp Fukuoka

 3日目福岡公演。前日そこそこ残業してたものの、ライブはなかったので早めに就寝し体調は回復。終日有休取ってもよかったのですが、結局早出して11:40退勤で半休取得。そのままセントレアへ直行。最近はLCC(名古屋からだと主にジェットスター)はあまり乗らないようにしていて、本当は往復ANA利用でパック使いたかったのですが、15時台の便だけ値段設定が高く、時間的に他に選択肢がなかったので仕方なくジェットスター利用。久し振りに乗ったのですが、いつの間にか新設の第2ターミナルへ移動していたんですね。。あれどんだけ歩かされるの、軽く1kmはある。移動していたことを知らずにサブウェイでテイクアウトしたBLTサンドが完全に冷めてしまいました。

 予想外に歩かされましたが、無事に福岡到着。宿はZepp Fukuokaの時は唐人町駅付近のいつものところです。バス・トイレセパレート、といえば多分わかる。

 名古屋、大阪でツアーグッズのTシャツが買えておらず、この日は開場前に到着出来るのでもしかしたら買えるかも?なんて思っていましたが、17時にはとっくに売り切れでした。時間に余裕があったので、施設内で夜ご飯。ここ来た時は天ぷらたかお一択。天ぷらよりも、食べ放題の昆布明太目当て。今回は写真残してなかったので去年の1月に訪れた時のツイート。

 福岡のトリはキュウソ。怪獣のバラード(最新アルバムの隠しトラックとして収録)披露は驚きでした。冒頭で「セイヤさんの嫌味のない面白さが何とも憎めない」と書いたけど、ほんっとこの人面白いなーwと改めて思いました。(笑)

  SHISHAMOは、この日は「OH!」を外して「ねぇ、」をセトリに入れてきました。MCは主に大阪での打ち上げの話。6年前は3人絶対離れなかったけど今回は散らばったとのこと。まぐさんにツッコまれてはいましたが、交流を図れたみたいで良かったです。終演後再入荷、と予告されていたツアーTシャツ、トリのキュウソが始まる直前に物販で準備し始めていて、無事ゲット出来ました。

  SHISHAMOで福岡といえばやまちゃん、ですが、夜ご飯済ませてしまったしわざわざ天神に出向くのも…なので終演後はホテル直行しそのまま就寝。翌日は、個人的に福岡といえば…!の、ニクゼンのステーキ丼ランチを食べに行きました。このために14時過ぎの便にしたので。

 福岡空港BLUE SKY限定とやらの”めんたい玉手箱”。これはマジでヤバイものを見つけてしまった。。もっと買えばよかった。いかとかねぎ塩とか永遠に酒飲めそう。

2/10(月) 東京・Zepp DiverCity(TOKYO)

 4日目ファイナル東京公演。前日は何も予定がなかったので1日ゆっくり休めました。この日はもちろん出勤。8:00-15:00の6時間勤務で時間休2H取得。こんな有休の使い方してる人は自分ぐらい。(時間休というものはあるが、実際はあまり使うことはなく大体は終日有休かせいぜい半休)15時台の新幹線で東京へ。宿はいつものとこ。

 SHISHAMOはトップ、トリはKANA-BOON。ツイートにも書いていますが、「眠れぬ森の君のため」ラストは素晴らしい締めくくりでした。2014年の列伝ツアーのファイナルではアンコールに皆で3月9日を歌ったそうなので今回も何かあるかも?と期待はしていましたが、この日のために作った楽曲を披露、というサプライズ満載のファイナルでした。東京だけ2F指定席が取れずスタンディングだったのですが、朝子はバッチリ見えたし銀テも取れたし大満足。

  MCで「KANA-BOONとは本当に6年ぶりになってしまった」と言っていましたが、ツーマン、いつか実現してほしいです!

スペースシャワー列伝 JAPAN TOUR "同騒会"」セットリストまとめ

 COUNTIFにて条件付き書式を設定しています。青が4日間共通、赤が1回しか披露していない楽曲。KANA-BOONのセットリストの組み方好きでした。

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総括

 同騒会4公演通して感じたことは、とにかく楽しかった。4バンドの対バンなんて普通は「だるい」と感じてしまいそうだけど、SHISHAMO以外の3バンドのライブもMCも本当に楽しかったです。冒頭にだらだと書いた「悔しさ」なんてのも忘れてしまっていました。SHISHAMOは1曲ぐらいは当時の曲やってほしかった気もしますが(バンドマンとか)、最新アルバムの楽曲中心の攻めたセトリはそれはそれで良かったです。キュウソではサークルやモッシュが起こるのでは?と心配していましたが、私が見ていた範囲ではそんな光景は見受けられず、ディッキ族もほとんど居なかったのでファンも年食ったということなんですかね。(笑)

 チケットに関しては、先行では1次で名古屋を当てて以降は全滅が続きましたが、一般では東京以外の3公演は直前まで余ってました。2~3年前だと全く取れなかったと思いますが、ここ数年は正直4バンドともに全盛期に比べると…という感じなので(バニラズが一番勢いあるかな)、Zeppだと即完まではいかなかったですね。ド平日というのも影響してそうではありますが。

 ツアーを回っていた2月上旬は新型コロナウイルスの話題が出始めてはいたものの、フルキャパで圧縮ありの三密状態で普通にライブが出来ていたのでこんなことになるとは夢にも思わず…。(セイヤさんのダイブも健全)本編の列伝ツアーが中止になっているので言いづらい部分もありますが、コロナ禍突入直前に開催出来て本当に良かった。楽しい時間をありがとうございました。また何年後かに是非。”列伝永遠に”。

 以上、10日間でライブ9本参戦、の記録でした。疲れた…。楽しかったしどれも絶対に削れなかったので後悔はしていませんが、東京から帰ってきてからまた体調崩したのでやっぱり無茶苦茶なスケジュールでしたね。。(その後約8ヵ月もの間ライブが一切ないという状況になったわけですが、この10日間で今年1年分のライブ行ったぐらいの充実感…)実は大学4年の2016年秋に11日連続、というのがあったのですが、その時はそれほど疲労感はなかったので年のせいなのか…。

 列伝ファイナルから約9ヵ月。来週はいよいよFCツアー初日。体調万全にして臨みたいと思います。