チュウヤギャクテン。

主にSHISHAMOのライブレポートや遠征記を綴っています。

「SHISHAMO NO BEST ARENA!!!」を終えて

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 1ヶ月ほど経っているので非常に今更感のある内容ですが…「SHISHAMO NO BEST ARENA!!!」東西アリーナ2公演が無事終了しました。このブログ、暫く非公開にしていてもう書くつもりなかったのですが、久し振りに投稿します。今回はライブレポとか遠征の話ではないです。
 アリーナ2公演参加した率直な感想は、まずは…安心しました。城ホールは2回目ということもあり何の心配も要らなかったので、安心したというのは主にEASTのたまアリの方ですね。この日集まったファンは約13000人(ソースはナタリーやSPICEのライブレポート)、ということで満員と言うには程遠いですが、自分は成り立たないレベルを想像していたので…。どこまで舐めてるのかと怒られそうですが、十分形になっていたのでホッとしました。
 もうひとつの不安要素だった朝子の喉。夏フェス何本か観た限りだと調子悪いのかなーと思った日もありましたが、WEST・EASTともに一切の不安を感じさせない“絶好調”な歌声が聴けました。1月31日、“朝子の声が出なくてライブが延期”という事態が信じられず、一時はどうなることかと思いましたが、またこうやってライブに行けて朝子の歌が聴けて、本当に、本当に良かった。
 そして、昨年無念の中止となった等々力陸上競技場でのリベンジワンマン公演の発表という、これ以上ないぐらいのサプライズ。Twitterにも書きましたが、実現するとしてももっとずっと遠い未来、いや、もう無理なのかなと正直思っていました。オリンピックの閉会式、ロッキンとの日程被り、時期的に台風シーズンという不安要素たっぷりではありますが、今はとにかくリベンジ出来る日が決まったという事実が純粋に嬉しいです。ファンを辞めようと思ったこともあったけど、今日まで辞めなくて良かったです。『日頃の行い』…とかいう言霊はあまり好きではないのですが(台風だって来るときは来るし)、来年の8月までなるべく多く善を積んで、日々生きようと思います。
 ツアーも決まって、少なくとも来年の8月までSHISHAMOが存続していることが確定し、前向きに進もうとしていることが何より、今の自分の生きる希望です。何事にも終わりはあるけれど、SHISHAMOはまだ終わってほしくなかったから。等々力リベンジは勿論、全国アリーナツアーだって自分は出来ると思っているし、まだまだ続いてほしいと思っています。続いていく限りは、自分はまだまだ追いかけていきたいと思います。
 「ファンを辞めようと思ったこともあった」と書きましたが、「実はSHISHAMOのことをそんなに好きじゃないんじゃないか」といったことをここ最近考えていました。昔はライブに行くこと、SHISHAMOの活動を追うこと一つ一つを純粋に楽しんでいたけどいつからかそれが変わってきて、SHISHAMOのことを客観的に見れなくなっているところがあります。それがどういうことなのかというと上手く言えないのですが…、とにかく、他のバンドと見方が違うのは明らかです。それは「愛があるが故の」というものなら良いのですが、最近はそれですらなくなっている気がしています。勢いがなくなったから好きじゃなくなるとか、逆に売れたから好きじゃなくなるとかそんなことはないけど、昨年、等々力が中止になり、それ以降も上海公演の中止、集客の厳しいZeppツアー、…等々明らかに良くない流れが続いていて、その状況が嫌で仕方なくて、何に対してかはわからないけどかなりイライラしていました。最新号のMUSICAで朝子が「どんな時も好きでいてもらえるわけじゃない」みたいなことを語っていましたが、そういう一時的なもの、というわけではなく、最早応援するということから外れてしまっているのかもしれません。
 ただ、やっぱり自分は「朝子が好き」だから。客観的に見れないのに好きとか完全に矛盾していて自分でもよくわからないのですが、この気持ちには絶対に嘘はなく、SHISHAMOに出会った時から一度もぶれたことはありません。朝子のことは全部知りたいし何も見逃したくないから、ライブは可能な限り全部行くし、雑誌も全部読むし、ラジオも全部聴いてます。それがイコール好きの度合いではないのかもしれないけど、自分は“お客さん”でしかないからそれぐらいしか出来ないので。これからも出来る限り見逃さないように、色々なものを見ていきたいです。
 時々話題になるバンドの“終わり”について。「SHISHAMOはまだ終わってほしくない」と言いつつも、今話した内容からすると「お前は朝子が好きなんだからべつにいいだろ」と言われそうですが、バンドが終わった後に朝子が一人で音楽を続けることは、過去のインタビューを読む限り多分ないと思うし(ここ数年で曲の系統も変わってきてるので気が変わってるかもしれない)、もしそうだとしてもSHISHAMOの楽曲は多分二度と聴けなくなるわけで、それは悲しすぎるから。…というか、これはメンバーが代わる時に朝子が言っていたことで、これを言ってくれたのは今まで見てきたミュージシャンで朝子ただ一人で、自分はその「曲が可哀想」という言葉に惹かれてこの人についていくと決めたので。SHISHAMOの曲がこれから先も生き続けてほしいし、今は朝子が全力でやっているSHISHAMOを全力で応援したいです。
 とは言っても…“一生”なんて言葉はこの世にないわけで、あと10年20年やってほしいなんて思っていませんが(実際、いつだかの『10年後何してたい?』という質問に誰もSHISHAMOやってたいと言わなかった)、そうですね、ししゃモバのタイムラインで「等々力は受験で行けないけど、また絶対会いに行きます!」というコメントに対して美冴貴ちゃんが「いつでも待ってますね」と返していたので、その子がライブに行けるようになるまでは続いていてほしいです。