チュウヤギャクテン。

主にSHISHAMOのライブレポートや遠征記を綴っています。

「SHISHAMO NO OSAKA-JOHALL!!!」総括レポート

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 大阪城ホールワンマン公演が終わり約2週間。8日金曜日に、公式メディア「SPICE」からライブレポートが掲載されました。ということで、ホールツアーレポートに引き続き、今回も勝手ながら色々と文章を綴ろうと思う。以下、ホールツアーの時ほどじゃないけど長いよ。


  6月下旬という梅雨真っ只中の日程、当日の天気も雨予報であったが、家を出る時には雨は止んでいた。小雨がパラついた時もあったが、晴れ間が差してきたりもして午前中はなんとか天気はもってくれた。『晴れてますよね?』やはりあの人のパワーなんだろうか…。(残念ながら午後は降ってしまったのでスーパー晴れ男にはならなかったけど。笑)この日は16時開場17時開演。物販開始時刻は11時。城ホール公演限定グッズや新商品のスボルメコラボハーフパンツと今回も豪華なグッズラインナップだったが、武道館の時の鬼行列を経験したからか列は驚くほどは伸びておらず、10時から並び始め販売開始の11時から僅か数十分でスムーズに購入完了。ピーク時を過ぎると待ち時間ゼロで買えたぐらいだ。とはいえ、限定ロゴTの白×オレンジ、限定フェイスタオルは割と早い段階で売切れていた。コラボハーパンは案外不人気?の模様。サンプル見せてもらったけど、なかなかのペラペラ具合。笑

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 晴れ男K氏のパワーも梅雨には勝てなかったのか、午後は傘無しでは厳しいほど雨が降ってきた。雨天なので周辺をぶらつくことも出来ないし、早めに来たらわくわくなことがある、とのことなので早めに入場。武道館同様、特製のデザインチケットが配布された。
 入場すると、メインステージから花道が伸びていて、中央にサブステージのようなものが。ホールツアーみたいにアコースティックでもやるのだろうか、と期待が高まる。自分の座席はというと、40番代後半だったのでドセンターの予想だったのだが、若干サイド寄り。つまりは、少々間隔を開けて緩めに座席を配置していた気がする。とはいうものの、スタンド席後方までビッシリ埋まっていて、ほぼ満員。大阪城公園駅の案内板によると、動員約9000名とのこと。翌日のアレキサンドロスの360℃開放には負けるが、十分だと思う。ハタチそこそこの3ピースのガールズバンドでここまでアリーナを埋められたら、凄い。

 何かと宣伝担当・吉川氏(二次元)によるグッズ紹介VTRの上映を終え、その後オチケンこと落合健太郎氏が影ナレで登場。開演時刻の17時を少々過ぎて暗転。「大阪物語」第1話、2話、そしてその続編となるストーリーが上映された。映像の上映が終わると、お馴染みのSEが流れ3人が登場。朝子氏はブルーのハーフパンツに白のTシャツ、その上に水色のジャージ。彩ちゃんは定番のオーバーオール姿、美冴貴ちゃんはスボルメハーフパンツにロゴT、という安定のスタイル。3人ともそれほど緊張している様子は無く、堂々とステージに立っていた。
 SHISHAMOのワンマンは毎度1曲目が予想を裏切ってきて面白い、という話はホールツアーのライブレポートでも述べた。個人的には昨年秋ツアーの時のように新曲始まりの予想だったのだが、今回は最近のフェスで1曲目となっていることが多かった中庭の少女たちから幕開け。1曲目から観客の手が一斉に上がり、手拍子も起こり一気に盛り上がる。その後僕、実は、バンドマンと序盤からキラーチューンが続く。バンドマンは最近ではセットリストの後半に組み込まれることが多かったので、今回3曲目という最初のブロックに位置していたのが少し新鮮な感じがした。3曲を終え、朝子氏から簡単に挨拶。「大阪城ホール!」「アリーナ!」「スタンド!」と元気よく観客に呼び掛ける。ステージの中央に出向いていったので一時期ハマっていた小声でのコール&レスポンスでもするのかな、と思ったが、花道に一歩足を進めて足をまた引っ込めて、なんていう可愛いらしい動作をして歓声を集める。「後で行きますから」と言い残し、定位置へ戻り次の曲へ。
 量産型彼氏の後、聴き覚えのないイントロ。5曲目に、未発表の新曲を披露。メロディーも歌詞もまるっきり何も覚えてないのだが、明るめのテンポの良い曲調だった記憶はある。ここで軽くMC。いつものようにイラストフラッグ前で写真を撮るため、開場前、お客さんが大勢居る中へ出て行った時のこと。関東とか他のところだと、そわそわしてじっと見ている感じなのだが、この日は少し出て行っただけでバシャバシャバシャーと写真を撮られた。

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  吉「一生分のフラッシュを浴びたよね」
  朝「それはちょっと言い過ぎかな」
 「大阪はがめつい!」と朝子氏。と言いつつも、ぴあ関西版の動画コメントでも言っていたが、最初はやかましいなあとか思っていたけど何度も来ているうちに大阪が好きになってしまった、とのこと。大阪は高校生の頃からライブをしに来ていたり、FM802で君と夏フェスが5週連続でチャート1位になったり、松岡との出会いの地だったりと、SHISHAMOにとって所縁のある土地である、と大阪の会場の観客に感謝を込めて話していた。
 推定移動距離、朝子氏がアコギに持ち替え笑顔のとなり、とSHISHAMO3の楽曲を続けて披露。ホールツアーではこの2曲の次に深夜のラジオという流れであったが、今回は同じく「SHISHAMO」の楽曲であるこんな僕そんな君がセットリスト入り。この曲はアルバムの中ではどちらかというとマイナーな曲な気がするのだが、武道館でもセットリストに入っていたっけか。個人的に好きな曲なので嬉しかったりする。アウトロの朝子氏の口笛もバッチリきまっていた。8曲を終え再び小ブレイク。ここのMC担当は松岡。「知っている人もいるとは思いますが…」と、SHISHAMOに加入した経緯を改めて説明。知っての通り、大阪の夏フェス「RUSH BALL」で2人と出会った松岡。そして、大阪出身でありながら、実は城ホールに来るのは今日が初めてで、いきなり今日、演奏する側として城ホの舞台に立つ、とのこと。「この前来たじゃん」「あれは見に来ただけだったから~」「でも中入ったじゃん」って具合に朝子氏に揚げ足取られたりしていたが、研修で夏フェスの裏方の仕事をしてるところでいきなりナンパされて東京に連れ去られて全国ワンマンツアーを回るようなバンドにある日突然加入して、そして2年後の今地元のアリーナ会場・大阪城ホールに演者として立っている、って、よく考えなくても本当に恐ろしいことだ。本人も、両親・親戚の方々も感慨深かったでしょうね。お友達も来ていたのかな。城ホに来るのはこの日が初めてだったそうだが、近くには来たことがあるみたいで、高校が総合科で少し変わっていて『観光』という授業があり、大阪城を見学したりしていたらしい。「観光なのに結構近場なんだね(笑)」とまたもや朝子氏から突っ込みが入ったり、しまいには「凄い頑張って話してたね(笑)」などと茶化してみたり。加入当初に比べると立派なMCが出来ているとはいえどこかまだあどけなさが残るけど、そこが彼女の可愛いところでもあり、毎度心をくすぐられる。
 再び曲へと戻り、原曲バージョンでは武道館振りの演奏となった花、ライブでは照明や炎などの演出が映える熱帯夜の2曲を披露。熱帯夜の演奏を終えると、ビジョンに大阪物語の更なる続きのストーリーが上映される。上映が終わり場内の照明が戻るとセンターステージにスポットライト。そこには朝子氏ただ一人。アコギを抱え座っている。そろそろあのサブステージ的なところを使うのでは、とは思ってはいたが、映像に気を取られていたので全く気付かなかった。そのままアコギを片手に歌い始める。宮崎朝子弾き語りコーナーへ突入。これ、ほんっとうに素晴らしかった。震えた。正直に言うと、SHISHAMOのライブで初めて泣いた。曲の始めから終わりまで鳥肌立ちっぱなしってなかなか無い。こんなことを言ってはあれだが、そのままずっと20曲ぐらいやってほしいとか思ったぐらい。2015年3月号の半生を語った回のMUSICAで、松本脱退時にバンドは辞めるつもりだったけど曲が可哀想で、といった内容の話の流れで、「私一人が音楽やるにしても…」と言っていたのを思い出した。今回の弾き語りを聴いて、あの子は一人でも十分音楽やっていける、と思ってしまった。いや、SHISHAMOが無くなるのは困るしこれからもバンドで活動してほしいのは勿論だが、それぐらい宮崎朝子は本当に凄いボーカリスト、そしてソングライターだと心の底から思う。まず、曲がその辺に転がっている物の比ではないぐらい良い。尚且つ、透き通るように響くボーカル。今回の弾き語りによる新曲は、夏の恋を歌った曲。ROCK KIDS 802にてライブ音源がオンエアされたので歌詞に注目してリピートしてみたが、この詞がまた「女ごころ」以来の衝撃を受けた。上から物を言うようだが、あの子は10年、いや四半世紀に一度と呼ばれるような人だと本気で思う。本当に参りました。ソロで出演する今月末のオハラブレイクが尋常じゃないぐらい楽しみ。
 弾き語りを終えると、リズム隊の2人も登場し、グロッケン、カホンが設置される。そのままセンターステージにて、ホールツアーでも行われたアコースティックコーナーへ。今回は「行きたくない」「君との事」の2曲を披露。2曲ともホールツアーのアコースティックとは異なる楽曲になるが、今回も素晴らしいアレンジに仕上がっていた。素晴らしかったのだが、直前の弾き語りの衝撃が強すぎて、正直あまりハッキリ記憶にない。観察日記に、松岡&吉川がメインで歌ってコーラスを宮崎が歌ういつもと逆の構成、だとか、ラストの宮崎のフェイク、だとか書いてあったが、全く記憶にない。是非もう一度聴きたいのでどうか野音でも披露してほしい。可能性があるなら夜空編の方だろうか。センターステージでの3曲を終え、暗転の中3人は花道を歩いてメインステージへと戻る。ビジョンに女の子が歩くアニメーション映像が映し出され、昨年秋のツアーから披露していてかつSHISHAMO3にも収録されているナンバー、旅がえりへ。この旅がえり、アコースティックからの流れで、そのまま観客全員が座ったままという形で演奏された。この曲はVo.朝子氏自身が反映されている楽曲ということもありライブで聴くと心に染みるものがあるが、今回座ってこの旅がえりを聴けたのがとても良かった。公式のレポートに、個人的にはハイライトといえるワンシーンであった、との記述があったが、それは同感で、ここは本当に3時間の公演の中でハイライトといっても過言ではないと思う。次の曲のさよならの季節も含めて、このブロックの5曲はじっくりと聴かせるセクションとなった。
 ライブもすっかり終盤となっていたが、ここで吉川氏のMCコーナー、『吉川美冴貴の○○な話』へ。1月の武道館以来となるこのコーナー。春のワンマンツアーでは、ライブのコンセプトを考え、コーナーごとバッサリカットした、とのこと。満を持しての復活。今でもよく遊びに行く地元のサッカーチームに、可愛がっている後輩の女の子がいる。高校1年生なので実の妹より年下。そんな後輩が、誕生日にLINEのタイムラインにLINEやツイッターで貰ったお祝いメッセージをひとつひとつスクショしそれをひとつの画像に集めたもの(参考画像がビジョンに。笑)を添付し投稿。1枚につき20個ほどのメッセージ、×4枚分。「×4ってことは80ですよ?どうやったら個人的にそんなにメッセージが来るんですかね?!」他にも貰ったプレゼントを集め、写真に納めたものも。さらに衝撃的な事実として、誕生日の0:00にピンポンが鳴り、出てみると友達がケーキを抱えながら待っていて「オメデトー!」…みたいなサプライズをやってくれたらしい。「一言いいですか?…クッッッッッッソ羨ましいな!!!、って」「私も高校時代、誕生日に 『みさきー!誕生日オメデトー!』『もう~ちょっとやめてよ~キンジョメイワク~~』みたいなことやりたかったですよね」後輩といえど最早雲の上の存在。ご飯連れていって「何でも好きなもの食べていいよー」とか先輩風を吹かせていたけど、私の方がさん付けで呼ばなきゃ社会的におかしくなるのでは?…と。笑 高校の頃の誕生日と言えば、一心不乱にポテトを揚げ、顔が油まみれになりながら誕生日を迎えた、とのこと。某ハンバーガーショップの制服を身に付けた、当時の吉川氏の写真がビジョンに。顔パンパン(笑)パンパンの顔には夢が詰まっていたらしい。この頃は大阪城ホールでライブをするなんて思ってもいなかったけど、今日という日が迎えられて嬉しい、…というまとめでした。またイラつくリア充大学生の発言ベスト3だったらどうしようかと思ったけど完全な新ネタでした。ただ、結構無理矢理まとめた感あるしリア充を敵視するっていう点で、系統としては同じですよね。まあ、MCも毎度大変だ。色々と指摘してしまったが、毎度笑ってしまうので悔しい。笑 これからもこのコーナー楽しみにしてます。笑
 続けてSHISHAMOのワンマンでは恒例の、属性調査。この日は「高校生多いな!!!」と朝子氏が言い放ってしまうほど高校生の割合が特に多かった。5歳児(!)から大人まで幅広い世代の人に愛されているSHISHAMOだが、やはり若者の支持が圧倒的に多い。
 気付けば終盤戦最終ブロックに突入。僕に彼女ができたんだ、生きるガール、とアッパーチューンが続く。ライブでお馴染みの楽曲であるタオルでは、彩ちゃんがセンターステージまでトコトコと走っていき、いつものタオル講座。フェス等も含めて、大きな会場で観客皆がタオルを回している光景を見ると、毎度胸が熱くなる。今更だけど、この曲って本当に天才だと思う。アウトロではワイヤレスを用い前2人が花道を歩きながらセンターステージへ出張。SHISHAMOの代表曲でもある君と夏フェス、そしてホールツアーでもラストナンバーとなっていたみんなのうたで本編は終了。

 アンコールは昨年秋ツアーのオープニング曲、そしてSHISHAMO3の1曲目でもあるごめんね、恋心からスタート。この曲は、千葉LOOKで初めて耳にした時から、ゾクゾクゾクッとくるものがあったのだが、その時の感覚は何度聴いても忘れない。特に、間奏のギターソロはライブで聴く度にゾクゾクする。1曲を終え、ここで告知。9/7にニューシングル発売。続けてホールツアーファイナルや春フェスのリハーサルで既出の新曲を披露。この新曲は9月に発売のシングルに収録される、とのこと。(言い方的にカップリングだろうか)季節外れなので今回は外してきたのかと思った君とゲレンデがアンコール3曲目に。
 (ここだったか忘れたが)今日はどうでしたか、と2人に振る朝子氏。「城ホは大きいイメージで、数日前に会場内を見学した時もその大きさに圧倒されて、ライブをすることは決まっていたけど自分達がここに立つ実感がまだ沸かなかった。でも今日、お客さんの顔を見たら上手く言えないけどその大きさがぎゅっと小さくなった気がした」という美冴貴ちゃん。「私は大阪出身で、SHISHAMOに入る時も東京に行くなら断ろうかと思ったぐらい大阪が好き。そんな大阪で今日、こうやって大きな会場でライブが出来て本当に嬉しい。大阪でライブする度に毎回“おかえりー!”って言ってくれるのがとても嬉しい」と彩ちゃん。朝子氏は、自分達のグッズを身に付けてライブに来てくれる、という光景が未だに変な感じというか、「これぜーんぶししゃものお客さんなの?」といった具合に凄く新鮮な感じがするらしいが、今日はその規模が凄かった、とのこと。3人各々城ホールの大きさに圧倒されている様子でした。でも3人とも堂々としていて、本当に立派。彩ちゃんが喋り終わった後、朝子氏が「泣かなくていいの?」なんて口を挟んだが、もうそんな素振りは全く見せないね。松岡お披露目ツアーのわんわん泣いていたBIGCATとかを思うと、本当感慨深い。
 4曲目、休日。SHISHAMOの楽曲の中では割と珍しい、オーディエンスも一緒になって歌うことが定番の曲。観客にコーラスを求めるため、ギターのシールドを引っこ抜きセンターステージまで向かう朝子氏。公式レポートに載っている“BOKU HA TANOSHII”Tシャツを身にまとった観客の歌声に耳を傾ける朝子氏、笑顔が素敵で本当に楽しそうで、良い写真だ。アンコール5曲目、そして公演全体の締めとなる、ラストナンバーで定番の恋するのドラムのイントロが響き、ギターソロに差し掛かったところで銀テープが勢いよく上空から発射された。全ての演奏を終えると、3人で花道を通って中央で手を繋ぎ一礼。1曲目の中庭の少女たちから本編ラストのみんなのうたまで全20曲、アンコールを合わせると披露曲数は25曲。公演時間はなんと3時間超え、という1月の武道館を上回るほどのボリュームであった。「SHISHAMO」から7曲、「2」から5曲、「3」から9曲、ライブ定番曲のタオル、そして音源化されていない新曲が3曲。武道館公演は2015秋ツアーベースのセットリストだったが、今回はホールツアーとはがらっと変わったセットリストとなった。

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 お祝いの御花もたくさん。EMTG、シブヤノオト、ネコカミ先輩、とんかつ華家、ふみカスちゃん、電通ミュージック、FM802、スぺシャ、イープラス。

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 武道館をやると聞いた時も驚きはしたが、今回の城ホールワンマンは全くもって予想していなかった。私は少し前から公言しているが、バンドにハマる前はジャニヲタだったため城ホは馴染みのある会場だ。あの子達があそこでワンマンとか、嘘だろ?と、ROCK KIDSで朝子氏の口から初めて聞かされた時は、思った。でも、そんな城ホールに3人だけで立ち、見事やってのけてしまった。公式レポートの写真を見ても、人がいっぱいで改めて圧倒された。観察日記、武道館の時以上に長文だったけれど、K氏も大阪出身ということもありやはり今回の城ホールは思い入れが強かったのだろうか。それにしても、本当に、あの子達は凄い。SHISHAMOはすっげえバンドだ。この先が楽しみで仕方ない。「バンドが大きくなると遠くへ行ってしまったみたいで寂しい」みたいな意見をよく耳にし、それは凄く分かるのだが、私はあの子達に関してはそれは全く思わないので今後もどんどん大きくなっていってほしい。個人的には、ホールツアーのレポートでも書いたのだけれども、名古屋のガイシホールでのワンマンが観たい。あとは、地元神奈川での凱旋ライブで横浜アリーナなんていうものいいな。何の根拠もないけれど、SHISHAMOはどれだけ大きくなっても遠い存在にはならない気がする。だって、アリーナ規模のワンマンライブをやるというのに観客が大勢居る会場の外へふらっと出ていくバンドって、他に聞いたことないよ。笑

 3人がステージから去ると、再びビジョンに大阪物語の続きが。内容を詳細に記載しようとも思ったのだが、“頭ポンポンポン”とか何だかこっちがこっぱずかしくなってしまうので割愛で。笑(武道館はリアルタイム演技とのリンクもあって良かったけれど)あれ要るかな?と思ってしまったのが正直なところなんだけど(笑)、第2話の撮影、朝子氏も大阪まで出向いて同行していたとのことだったので少しでも出演してるのかと思ったらSHISHAMOの3人は第1話のだいげんのみ。そうやって、演出などの細かな部分まで本人達が手掛けてこだわっているという、私がSHISHAMOを好きな理由のひとつでもある「セルフプロデュース」感が、凄く良いなあ…と思うのです。…って、結局とんでもなく盲目っていうね。笑 少々辛口なことも言ったけど、ふみカスちゃんには今後も御贔屓にして頂きたいですね。そして何より、あの子達の今後が本当に楽しみ。次の舞台は野音2days。城ホールとはまた違った、そして2日間異なる内容を見せてくれると思うので、期待しています。チケットは1日目はソールドアウト、2日目も残り僅か、とのこと。まだ迷っている、という方がいたらお早めに。